第48回日本高気圧環境・潜水医学会学術総会
The 48th Annual Scientific Meeting of the Japanese Society of Hyperbaric and Undersea Medicine

TOP
会長挨拶
開催概要
お知らせ
日程表
プログラム
ランチョンセミナー
演題募集
会場案内
寄付広告募集
LINK
E-Mail


会 長 ご 挨 拶
   
48回日本高気圧環境・潜水医学会学術総会

会 長  鈴 木 信 哉

(自衛隊中央病院 臨床医学教育・研究部 部長)


 

 この度第48回日本高気圧環境・潜水医学会学術総会の会長を拝命し、平成25年11月8日(金曜日)、9日(土曜日)の両日にわたって東京において開催させていただくことになりました。現在、開催に向け鋭意準備を進めているところでございます。

 本学会は、昭和41年に高気圧環境医学の進歩を図り、学術文化の発展に寄与することを目的に高気圧環境医学研究会として発足し、50年近い歴史を有しています。昭和43年に日本高気圧環境医学会となり、有限責任中間法人日本高気圧環境・潜水医学会を経て平成21年には専門医制度を整備して一般社団法人日本高気圧環境・潜水医学会となり、潜水医学を含む高気圧環境医学の基礎研究から、高気圧酸素を利用したいわゆる高気圧酸素治療の臨床研究に至る領域までを対象としております。

本学術総会は、高気圧酸素治療の診療に携わる医師及び医療従事者、医用工学者だけではなく、治療装置の安全・管理に関わる製造技術研究者、ならびに潜水医学研究者や関連省庁、団体から潜水の安全にかかわる者が一堂に会し、研究成果や知見を発表し意見交換や交流を通して、他の治療では対応が困難な疾患に対する効果的な高気圧酸素治療法の開発、高気圧酸素治療装置の火災・爆発をはじめとする事故の絶無、潜水に起因する障害や事故の予防に貢献してまいりました。このような本学会の目的と歴史を踏まえ、本学術集会のプログラムを構成したいと考えております。

潜水に起因する事故は後を絶たない一方、新技術を用いた機器の導入がなされており、厚生労働省において高気圧障害防止のための規則改定の検討が始められていますが、学会としても、学術的かつ現場の現実的な観点から多角的に取り組み、高気圧障害の防止と対策に寄与すべきと考えております。また、高気圧酸素治療が他の治療法では対応できない有益な治療法であるにもかかわらず、実際の臨床に有効に利用されない現状があり、更には、今般の医療費の全般的な見直し機運に伴いその正当な評価さえ危ぶまれる状況にあります。

 本学術総会では、「連携 〜最適の医療を目指して〜」というテーマにて、産・官・学の支援のもと地域医療圏を有機的に結び付け安全管理・事故対応・治療態勢を構築することを目的としてプログラムを構成し、活発な意見交換や討議が行われるようにしたいと考えております。


_

Copyright © 2012 第48回日本高気圧環境・潜水医学会学術総会 All Rights Reserved.